転んで泣いたとき、どう励ましてる?
スケートの練習中に子どもが転んで泣いてしまうのは、よくあることです。親は落ち着いて寄り添い、まず子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。「泣かないで」と無理に制止するより、「痛かったね。びっくりしたね」と声をかけるほうが安心につながります。転ぶことも上達の一部で、実際、一流選手でさえ練習で何度も転倒を経験しています。
頭ごなしに「泣かないの!」と叱ったり、「だから○○しないでと言ったでしょ」と責めるのは逆効果です。気持ちをわかってもらえない子どもは、余計に泣き続けてしまうかもしれません。まずは痛みや悔しさに共感し、落ち着かせることが先決です。「痛くないでしょ」などの決めつけも禁物で、否定されるとつらくなります。また、転ぶたびに怒られてばかりでは子どもの自己肯定感が下がり、練習への意欲も失われかねません。
明らかなケガがないか確認しましょう。頭を打ったときなどはすぐに適切な処置をしてください。泣き止まない場合は痛み以外の原因が隠れている可能性もあります。全身をチェックして、おかしければ医師に診せてください。
泣いてしまったら、親が落ち着いてそばに行き、「大丈夫?痛かったね」と優しく声をかけてケガの有無を確かめます。そして「びっくりしたね」と気持ちに寄り添いましょう。痛がる様子なら「どこが痛い?」と聞き、その部分をさすって「痛いの飛んでけ!」と伝えます。
少し落ち着いたら、前向きな声かけに切り替えます。例えば「ここまで上手に転べたね」「ちゃんと手で体を守れたね」とできたことを褒めて自信を取り戻させます。「痛かったのによく頑張ったね」と伝えれば、子どもは次も頑張ろうという気持ちになりやすいです。それでも涙が出るときは、抱っこで目線を変えたり周りの話題で気をそらすのも良いでしょう。最後に「よく頑張ったね」と声をかけて締めくくりましょう。
子どもはまた立ち上がる勇気を持てます。転んで泣いてしまっても大丈夫。安心させてあげれば、もう一度チャレンジできます。皆さんの経験や意見をコメントで教えてください。
参考リンク:
- 日本医師会 白クマ先生の子ども診療所「泣きやまない、いつもと違う泣き方」 https://www.med.or.jp/clinic/sick_nakiyamanai.html
- 消費者庁「スケートボード類での事故 - 転倒することを前提に安全保護具の着用と場所選びを -」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_056/
- 札幌市「さっぽろっ子スケートチャレンジ」(初心者向けスケートガイド) https://www.city.sapporo.jp/sports/documents/sapporo_skate_challenge_movie_text.pdf
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