小中学生フィギュアの費用、どこまで見ておけば安心?
結論から言うと、費用は「月いくら」ではなく年間の山と谷で捉えるのが安心です。初級(教室・バッジ)で年10〜20万円、中級(地方大会)で年50〜150万円、上級(全国)では年200〜300万円規模も珍しくありません。固定費(会費・定常氷代・基本レッスン)に加え、靴・衣装・振付・遠征が季節のイベントと同時に来るため、資金繰りの負担は数字以上に大きく感じられます。
氷時間と個人レッスンは回数に比例して直線的に増加します。用具は靴とブレードが最優先の投資先で、成長と消耗で定期更新が不可避。衣装は曲替えのたびに必要になり、遠征は交通・宿泊・同行費が積み上がります。上級では振付・強化合宿・海外遠征が重なり、年間総額が一段跳ねます。
注意点は「支払いの集中」と「比較の罠」です。春の進級+新靴、夏の合宿、秋の衣装・振付、冬の遠征と支出が半期に連続することがあります。拠点リンクやコーチ体制、移動距離、成長速度で必要額は大きく変わるため、他家庭との単純比較は判断を誤らせがちです。削るなら見栄、守るなら安全と基礎が原則です。
実務では、まず固定費と変動費を分けて見える化します。月の固定費は自動積立にし、変動費は年間カレンダーに落とし込む。バッジ・大会・振付・靴更新を四半期単位で積み立て、見積もりは早めにメモ化。距離の最適化(近場大会の活用)や前泊の早割、相乗り・相部屋も効果的です。
負担軽減は、中古・お下がり・レンタル衣装の活用、グループ練習+ピンポイント個人レッスン、自治体の助成金やスポンサーの探索が基本線。年1回は「今年は基礎底上げか、ジャンプ強化か」を家族で合意し、費用配分を目的連動にするとムダが減ります。
最後に。費用の話は、子どもの夢と責任の共有でもあります。年間の見取り図と優先順位を言語化すれば、子どもは支えの実感と自覚をもち、親は無理なく続ける計画を持てます。よろしければ、「優先して良かった支出」「賢く抑えられた工夫」もコメントで教えてください。⛸📝
参考リンク:
フィギュア選手の費用感(THE ANSWER) https://the-ans.jp/analysis/221492/
子どもを五輪選手に育てる費用(JA共済) https://nedan.ja-kyosai.or.jp/column/20160729_child_no1.html
年間経費300万円という試算(SmartFLASH) https://smart-flash.jp/sports/18422/1/1
スポーツ安全保険(スポ安協) https://www.sportsanzen.org/hoken/index.html
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